ゆっくり家族と狂った感情 ゆ生門あき
虐待 気持ちが悪い描写がありますお気を付けください。


もはや真夏の日。町の壁の隙間。この中に一つの家族あり。ありすとまりさの夫婦であった。
前は公園に住んでおり、その頃は他のゆっくりが殺されるのは当たり前、ゆっくりできないのは当たり前であったが、数日前に見つけたこの隙間に住んでからは野良としては幸せな生活をしていた。

朝は狩りとしてまりさが近くのゴミ捨て場へ。帰ってからそれを蓄え、ご飯を食べる。うんうんをし、ありすとゆっくりする。当たり前のようなことだが、それが幸せであった。



ある日のことである。

「ゆゆ!まりさ!!そろそろすっきりーしたいよ!」
「うーんそうだぜ!せっかくたくわえがあるんだからあかちゃんがいてもいいころだぜ!!」

二人は賢く、“ゆっくりしつつ生き延びる”技を知っていた。

夜。
「ゆ!まりさぁ!いつでもいいよ・・・」
「えんりょなくだぜ・・・・」

「ゆゆ!!まりさのぺにぺにがありすのまむまむに!!!」
「ゆんっゆんっゆっゆっスッキリシスギィゆんゆん・・・ゆああっ」
「ありす・・・そろそろなのぜ・・・」
「ゆっゆっゆ、いいよ、こいよ」

「「すっきりいいいいいいいいいいいいいいい」」

真夏の夜の盛りはこの後も続く。

それから何日か過ぎたころである。

「ゆ!おはようなんだぜ!きょうもかりにいってくるんだぜ!!」
「ゆ、まってまりさ・・・あのね、あかちゃんできたみたい・・・」
「っゆ!!おめでとうなんだぜ!!じゃあおなかのあかちゃんのためにもがんばってかりをしてくるんだぜ!!」

そうして、まりさは守るべきものが増え、狩りにやりがいを感じていた。
遂に、待ちに待った時が来た。

「ゆうううううばれるうううううううう」
「がんばるんだぜ!もうすこしなんだぜ!!!!」

ゆっくりの子供の誕生。ゆっくりにとっては大変だが、期待に膨らむ至福の時である。
しかしこの中、狙う者もいた。

子ありすは、目が覚めたら周りが真っ暗であった。しかし、周りが温かく、安心できるような場所であることを知った。
次に外から親の声が聞こえる。それと共に、“ゆっくりしていってね”という言葉が脳に刻み付けられる。
力の加わる中、赤ありすは外に押し出される感覚を感じた。赤ありすは希望を持つ。外はどれだけ素晴らしい場所なのだろう。とてもゆっくりした場所であろう。
単純ではあるが、それが希望である。

体が空気に触れる。お腹の中よりも寒いが、すぐにゆっくりできると感じた。そして体が空中に浮く。心の中で“空を飛ぶ楽しさ”を感じたが、すぐに眼下の黒帽子に優しく包み込まれるのであった。

親の顔を初めてみた。“たくましそうなまりさ”“おだやかなありす”“一つの不思議な顔”
この三つを見た。
三つ。普通、不思議だとは思うが、“初めて見る顔”であるため、すべて親だと思った。

「「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」」

二ゆに優しく声をかけられ、先ほど頭に刻まれた言葉を返す。

「ゆっくりしちぇいっちぇね!!!」

「ゆゆゆんかわいいおちびちゃんだよおおおおじまんだよおおおお」
「ゆゆ、かんどーっなんだぜ!!」
「か˝わ˝い˝い˝な˝ぁ˝あ˝り˝す˝ち˝ゃ˝ん˝」

「ゆゆ?どびょじでおじしゃんはゆっきゅりしていっちぇねっちぇいわにゃいにょ?」

え・・・
二ゆは不思議に思った。

「ゆえ?おちびちゃん?まりさとありすしかいないんだぜ?」

「ゆゆ?でみょおきゃおぎゃたくしゃんあるよ?」

まりさは嫌な予感がして、後ろを振り返ろうとした。しかしもはや遅く、となりのありすがカスタードを出して気絶していた。
それと同時に、自分も後頭部に何か石でもぶつけられたような感覚がした。じーんという音が頭の中で鳴り響く。最後に見たのは気が狂ったような人間の顔であった。


まりさが気が付くと、ベッドの上で寝かされていた。・・・そうだ!ありすは?おちびちゃんは?

辺りを見回すとふたゆはいた。それと共に人間が一人いた。

「ゆ!にんげんさん!?かぞくからはやくはなれるんだぜ!!」

「ゆ!だめだよまりさ!!このひとはわたしたちをなおしてくれたんだよ?」

・・・・確かに頭の傷が治っている。いや、確かに何かで・・・まりさの思考はここで止まった。

とりあえず、“治してくれたんだからいい人に違いない”と考えることにした。

「いやあっ可愛いなあ、ありすは。愛でたくなるよ。」
「おや、まりさくん起きたんだね。みんな、おいで、あまあまがあるよ・・・」

「ゆゆ!?あみゃあみゃ??ありしゅもたべりゅーっ」

男についていくと周りは小奇麗にされた部屋であった。目の前にある皿には、「オレンジジュース」や「クッキー」が並べられていた。

わんぱくな赤ありすが飛びついた。それに続き、我らが飛びついた。

「「「ししししあわしぇええええええええええええええええええええええええええ」

「そうかそうか・・・おかわりもあるから言ってね・・・」

勿論おかわりをねだった。男が別の部屋に行くのを見ると、急に眠気が襲ってきた。
うんうんをしてから・・・と思ったが、どうやらありすもおちびも寝たようだ。それなら安心できる・・・・


「・・・・やっと・・・寝たか・・・・」

この男はゆ虐を趣味にして何十年とした男であった。しかしいつの間にか、このゆっくりに対する怒りなどはは異常な感情へと変わってしまった。

この「悪慈惨(おじさん)」はすっかり眠った三人組を虐待部屋へと運ぶ。


「ゆぅぅぅうんねてしまったのぜ・・・ゆ!?おちびちゃん?」
「ゆ・・・ゆきゃ・・・・・・おとーしゃ・・・まえみちぇ・・・」

前・・・?

見ると、たしかにありすと、先ほどの悪慈惨がいた。しかし様子が変だ。悪慈惨はありすをつかんでいる。もう一つ。下半身を露出している。

まさか・・・と悪寒が走る。すぐにありすを助けようとしたが、体が動かない。まりさにはなぜ体が動かないか知ることはなかった。(悪慈惨が高濃度のラムネを飲ませたため、体が麻痺している。)

悪慈惨はありすのまむまむに自分のぺにぺにを挿入する。こちらに向かれたありすの顔は苦痛にゆがむ顔であった。それを気にせず悪慈惨はソレを始めた。

「ひゃあああああああああああああさいこうだああああああああああっ」
「ゆぎゃああああああああああああばでぃざっだずげっひぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」

ありすは叫びながら圧力に耐えられなくなったのか、どんどん破れていく。そして何時間たったであろうか・・・いや、実際は二分もたっていないであろうが。ありすは叫び続けたが、最後は棒が顔から突き出て、絶望の顔のままに死んだ。

まりさは動けない故、それを見ていることしかできなかった。せめておちびには見せたくなかったが。おちびは親が犯されるのを見て、カスタードを大量に吐いた。

「ひゃははははははゆっくりが叫ぶ姿は素晴らしいよあひゃひゃひゃひゃひゃあああ」

おかしい。どう見てもおかしい。気が狂っているとまりさは感じた。しかし、この男が人間である以上、自分の命はもはや手に握られたのと同然である。

「さーてと。次は赤ありすちゃんだね。君はかわいいなあ、どんな叫び声を聞かせてくれるのかなあ?」
「ゆんやああっやじゃやじゃあああしにちゃくにゃいよおおお」
「あ、そっかぁ悪慈惨の頼みじゃあ聞けないよね。」

悪慈惨は足元にある親ありすだったものを取り、赤ありすに近づける。

「ほらほらおかーしゃだよお?おかーしゃを楽しませるために叫んでくれるよね??」
「ゆぎゃあああああああああばけもにょおおおおおおおっ」

「・・・・まつんだぜ・・・どぼじで・・・どぼじでええええええ??ばでぃざだぢばにんげんさんにめいわくかけてないんだよおおおお?しずがにじでるじ、ごみさんだってちらからないようにじでるんだよおおおおお???なのにどぼじでじあわぜをうばうのおおおおおおおお??????」

「・・・・・」

ボゴォッッ!!

まりさの顔に強い衝撃が加わった。先ほどの痛みではなく、それ以上の痛みが。

「おとーーーーしゃああああああ」

「ん?それはね、悪慈惨がこうすると幸せを感じるからだよ。君たちは幸せのために生きてるよね?じゃあ僕も幸せのために生きてるわけだ。でもね、これを人間にやるとその後が大変でね。そこで君たちが僕を幸せにしてくれるってことさ。本当に、僕たちに虐待されるために生まれてきてありがとう」

ますますまりさは恐怖を覚えた。自分のおそろしーしーに気付かないほどこの男が狂っており、ゆっくりにとっての絶対悪であることを体験した。

悪慈惨はポケットからナイフを取り出した。そしてもう一方の手で赤ありすを掴み、まりさに近づいてゆく。
潰れないよう、赤ありすをまりさの目の前に置く。そしてまりさの後ろ側に座る。

「ありすちゃん。見ててね。この幸せを君にも分けてあげるよ。ほらほら、しあわせーってね」

「やめちぇええおちょーしゃはいいゆっくりなんだよおおおおおおお!?」

悪慈惨はナイフをまりさの髪にかざす。一閃。横に切られたまりさの髪は荒く切られ、禿になった。

「ゆぎゃあああああああああああばでぃざのがみざんがああああああああああああああ」

次に、ピコピコうごく横髪を引きちぎる。鞭を持ってきて叩きまくる。蝋を垂らす。皮をむく。塩を振りかける。あなるに餡子を詰める。

やられるたびに「ゆぎゃあああああああああああああああ」だとか「ゆんぎゃあああああああああああああああ」だとか「ゆびゃびゃいだすがづhwqwぢお」と叫ぶ。

そして見させられているありすもまた、叫ぶたびに絶望の顔を見せる。

もはや、悪慈惨は止まらない。そして自分はもう死んでいる。だが真に死ぬのは使い古された頃。そう感じ、耐えられない痛みを受けていた。

やがて、まりさはただの腐れた餡子の塊と化していた。元のどこかたくましい風貌はなく、ゴミ置き場に捨てられたような無残な姿となっていた。


あれから何週間かたった。
赤ありすは、いや、“成体ありす”はまだ生かされていた。悪慈惨がたいそうこのありすを気に入り、二度と動けない姿にされ、毎日、悪慈惨に傷つけられている。
誰も救う者はない。

「やあありすちゃあん?今日もやってくよぉ?」
「やだ・・・やめて・・・」
ゴシャッッ!!!
「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああいだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ」

こんな日が毎日続く。
しかし、気が付いた。この男に虐待されている間は生きることができる。いつしかそう思い、辛いという感情が生きられるという狂った感情に変わってしまった。

おわり